今回は写真撮影についてのお話です。

写真撮影は大きく分けて、2種類あります。
商品撮影とイメージカットの撮影です。

商品撮影は商品、当社でいえばトラウザーズ(スラックス)のシルエット、サイズ感、そして生地の色味、素材感を伝えること、
また、商品自体の仕様やボタンの説明などでよりお客様にわかりやすく伝えることを考慮しながら撮影をおこないました。

具体的には、CALSAのトラウザーズは現在、3スタイル、基本のシルエットはあまり変えずに、ノータック、ワンタック、ツータックを用意しております。

また、秋冬物(一部、春夏物)の定番の生地として、計8種類の生地をセレクトしており、

3スタイル×8種類で24種類、それぞれの商品について、前、後、横からのカット、自然な姿でのカット、コーディネートの参考カットなど計5カットの撮影、よって、合計120カットを撮影することとなりました。

こんな感じでスタジオ撮影をおこない、

 


 
ディスプレイで確認しながら、
 

 
あーでもない、こーでもないと言いながら画像を選んでいきました。
 

 

実際にどの画像を選んだかはCALSAホームページの【ONLINE ORDER】でご覧いただけます。ぜひチェックしてみてください。

「オンラインオーダーの流れ」画面のチェック後、それぞれの生地のアップの画像が出てきます。
その下の「この生地を使ったトラウザーズ」をクリックしていただくとそれぞれの生地を使ったトラウザーズの
シルエットやサイズ感がわかる画像が出てきます。
  

次にCALSAトラウザーズの主な仕様についてですが、以下のような仕様が挙げられます。

1.フロント部分に飾りステッチを入れることで足を長く見せる「脚長ステッチ」

2.ベルトの回転防止やトラウザーズのずり下がりを防ぐ「ピンループ」

3.腰回りにゆとりを与える「尻部V字カット」

4.その尻部V字カットを採用することで、後ろ中心のベルト下がりを防ぐ「浮かしループ」

5.前立てや股内側の擦れ防止に用いるシックというパーツにアクセントとほつれ防止の効果を備えた「パイピング仕様」

6,トラウザーズがより腰にフィットしやすいように開発したオリジナルの「帯芯地」

7.脇ポケットに昔ながらの風合いを与える「AMFステッチもみ玉仕様」

8.尻中心側のポケット位置を高くすることで足を長く見せる後ろポケットの「スラントポケット」

9.その後ろポケットの両端アクセントと補強効果のある「D字カンヌキ」

10.プラスチックでは決して真似できない本物の質感を醸し出す「本水牛ボタン」

11.「手縫いによるまつり縫い」

12.CALSAのトラウザーズ用に厳選された生地をより肌で感じてもらうための「裏側への表地使用」

これらの仕様をこんな風に撮影していきました。
 

 
そちらをディスプレイでチェックしながら、写真を選んでいきました。
 

 
これらの撮影画像もCALSAホームページの「仕立てへのこだわり」のページに掲載されています。

上記以外にもまだまだお伝えしたい仕様があるのですが、あまり細かく説明しすぎると逆に伝わりにくいということもあり、
今回の撮影では見送ったものもあります。それでもちょっとてんこ盛りな撮影になってしまいました。

それにしてもプロが撮った写真って全然違いますね。さすが、プロのお仕事です。

次回はイメージカットについてお話していきます。

ここに来てくれた方にいいことがありますように。
 
「CALSA長崎トラウザーズ」本サイト → https://calsa.jp