(工場内でのワンウォッシュ、陰干しの様子)

「いろいろ試してみる。」の続きです。
仕様面でもいろいろと試してみました。
 
4.通常のCALSA仕様の脇ポケット(脇ポケットもみ玉仕様)とジーンズ寄りにアレンジしたL字ポケット仕様

通常のCALSA仕様の脇ポケット(脇ポケットもみ玉仕様)

ジーンズ寄りにアレンジしたL字ポケット仕様

 
5.ジーンズ寄りにL字ポケットと前立てステッチを白糸でコントラストを付けたものと同色系に揃えたもの

さらに、ジーンズ寄りにL字ポケットに仕立てたものの中で、2種類を作成してみました。

L字ポケットと前立てステッチを白糸でコントラストを付けたもの

L字ポケットと前立てステッチの糸を同色系に揃えたもの

 
6.通常のCALSA仕様である「被せシック仕様」とジーンズでも定番の「棒シック仕様」

股の内側の部分を覆う布のことを「シック」と呼ぶのですが、そちらも2パターンで縫製してみました。

通常のCALSA仕様である被せシック仕様

ジーンズでも定番の棒シック仕様
(ちなみにシックを小股の縫い代に沿って縫い合わせ、シックが棒状に見えるので「棒シック」と呼びます。)

こちらは作成、試着してみて、やはり被せシックはちょっと厳しいと感じました。
デニムの生地が厚すぎて、股のゴワゴワ感が気になったからです。

 
7.生機(きばた=リジット)の場合とワンウォッシュの場合

今回の生地は生機(きばた)と呼ばれる全く洗いをかけてない生地がほとんどでしたので、縮み具合を確認するためと洗い前後でどれだけの差があるのかを確認するため、自分で手洗いしました。

バケツに50℃ぐらいのお湯を入れ、数回に分け30分ほど手洗い。ネットで洗い方を調べてお酢を入れた方が色が定着して落ちにくいと書いてあったので、お酢も少々加えたりしてみました。

デニムは生地が堅いので、何度も洗っていると指先が擦れてヒリヒリしてきました。
やはり、ビニル手袋などを付けた方がよさそうです。

このように工場の軒先にて陰干しです。

こちらは1種類のみですが、わかりやすいように生地の状態で洗い前(左側)と洗い後(右側)を比較したものです。

ほとんどすべてのデニムで色がなじむというかかなり洗う前と質感と色味が変わってきます。

写真でどこまで伝わるかはわかりませんが、青味が強くなるという印象です。

また、生機はのりが付いた状態ですので、のりが落ちたワンウォッシュの状態の生地の手触りの変化もかなり違いが出てくることがわかり勉強になりました。

後日ですが、洗い加工の工場さんからはお酢とか入れないで普通に水(お湯)洗いするだけでいいですよと言われてしまいました。

ちなみに収縮率は生地にもよるのですが、おおむね2~3%でした。製品洗いだと収縮率も考慮しなければいけません。

こうやって自分で洗ってみて、出来上がった試作品がこちらです。

次回から、どの生地を選ぶのか、そして、どのような仕様にするのかをお話していきます。
(あまり興味はないかもしれませんが、)乞うご期待です。

ここに来てくれた方にいいことがありますように。

「CALSA長崎トラウザーズ」本サイト → https://calsa.jp