カッコいい本格デニムトラウザーズを作ることにしました。
理由は単純、デニムトラウザーズ(デニムパンツ)を自分で穿きたいから。
もともとジーンズも好きで休日にはよく穿いていたのですが、
CALSAを立ち上げてからは休日でも自社もしくは自身で作ったトラウザーズを穿いています。
お客様にCALSAをお勧めするのに、他のブランドのトラウザーズ(パンツ)を穿いているのもちょっと説得力に欠けますし、何より、自分が穿きたいものを作っているので。
まあ、たまにはパターンとか素材の勉強のため、他のブランドのものも買ってみたり、穿いてみたりするのですが、あくまでお勉強のためという感じです。
そういえば、しばらくジーンズも穿いてないなぁとふと思い出し、それじゃあ、自分で作ってみようと思い立ちました。
しかし、トラウザーズ専業ファクトリーが無理にジーンズを作ってもしょうがない。トラウザーズ専業にしかできない大人のためのキレイ目なデニムトラウザーズ、CALSAにしか作れないTシャツにもジャケットにも合うデニムトラウザーズを作ることにしました。
そこで、今回から数回にわたり、CALSAの本格デニムトラウザーズ完成までの過程を書いていこうと思います。
1.生地を集める。
2.いろいろ試してみる。
3.生地を決める。
4.デニム工場を訪問する。
5.洗い加工工場を訪問する。
6.完成。
今回はその1回目、「1.生地を集める。」についてお話していきます。
生地の候補を選定するにあたり、いろいろなデニムの生地のスワッチ(生地見本)を収集しました。
何百種類もあるスワッチの中から、まず選定の基準としたのは、セルヴィッチデニムであること、そして、日本製であること。
それらをベースにして、以下のデニムを試作用にピックアップしました。
候補1.ヘビーオンス系のセルヴィッチデニム(濃紺)
候補2.ヘビーオンス系のセルヴィッチデニム(ムラ紺)
候補3.色移りしにくいセルヴィッチデニム
候補4.オーガニックコットンセルヴィッチデニム
候補5.ストレッチ系のセルヴィッチデニム(濃紺)
候補6.ストレッチ系のセルヴィッチデニム(紺)
写真で見るとほとんど差がわかりませんが、とりあえず載せてみました。
ノーマルデニム、色移りしにくい特殊デニム、オーガニックコットンデニム、ストレッチデニム、これらの生地を用いて試作縫製をおこないましたので、次回はそちらについてお話していきます。
ここに来てくれた方にいいことがありますように。
「CALSA長崎トラウザーズ」本サイト → https://calsa.jp