「トラウザーズ」って一体、何?
ということで、まずはそこからお話ししていきます。
「トラウザーズ」とは英語で「trousers」と綴りますが、
おおよそ日本では「スラックス」と呼ばれているものが
それに近いと思います。
主にイギリス英語で用いられ、スーツの下衣に
相当するものです。ちょっとカチッとしたイメージが
あります。
アメリカ英語では「pants」(パンツ)という言い方が
主流ですが、フォーマルなものからカジュアルなものまで
わりと広い意味で使われているようです。
先ほど、日本では「スラックス」に近いというお話を
しましたが、イギリスでもアメリカでもこの「slacks」
という言い方はほとんど通じません。
もともと『Slack』自体の意味が「だぶだぶの、
ゆるんだ」という意味で、米軍の軍隊用語として
「(Slacks=)だぶだぶした袋状のズボン」のことを
差していたのですが、
1930年代に一般的に下衣として使われるように
なり、次第にその言い方が薄れ、現在ではもうほとんど
使われなくなってしまいました。
話は戻って「trousers」についてですが、複数形に
なっているのは、右足と左足の2本の筒があるから、
「trouser」と単数形になると筒がない「半ズボン」
の意味になってしまいます。
理路整然として、さすが英語といった感じですね。
ちょっと話が長くなったのですが、じゃあ、なぜ
わざわざ、そんな説明をしてきたのかというと、
日本で、この「トラウザーズ」という呼び名をもっと
広めていきたいと思ったからです。
もっともっと言うと、実は、近々、この「トラウザーズ」
という名のついた商品を売り出していこうと決めたからです。
名前は「STITCH & STITCH 長崎トラウザーズ」
夢は世界に通じる「日本製トラウザーズ」
「スラックス」だと海外では日本のイメージする
「スラックス」とはイメージが違い、
「ダボついたズボン」(そもそも通じない?)に
なってしまうので、やっぱりちょっとキッチリ感の
ある「トラウザーズ」という名前を選びました。
まあ、そんなこと言って、10年後、20年後に読み返して、
「どこの誰だかわからない人が何か言ってたぁ?」とか、
「やっぱりそんな風になってなかったじゃない!」と
笑われるかもしれませんが、
とりあえず、決めたことなので、頑張ってみます。
一応、このコメントは消さないでおこうと思いますので、
うまくいかなかったら、くすっと笑ってください。
これから、商品販売までの過程や「トラウザーズ」の
こと、また、ジャケスラ、ジャケパンのコーディネート
のことなど、
(「ジャケトラ」という表現はやっぱり今のところ、
自分でも違和感ありますね。)
服のこと全般についても書いていこうと思いますので、
よろしければ読んでみてください。
初めての書き込みは以上です。
ここに来てくれた方にいいことがありますように。