今回は日本製ではなく、イタリアのLANIFICIO ROMA社の生地を使用してドローコードパンツを作ってみました。
理由はリサイクルコットンを使用したジャージ素材でCALSAのドローコードパンツを作ってみたかったから。
SDGsへの関心も高まる中、CALSAとしてもサステイナブルを意識した製品&ストレッチの効いた着心地の良い製品を作ってみようということで、日本製を中心にいろいろ探してみたのですが、これがなかなか見つからない。
生地屋さんにも何社か問い合わせて、最終的に辿り着いたのが、1956年創業のイタリアのテキスタイルメーカーLANIFICIO ROMA社の生地でした。
ちなみにリサイクルコットンとは、紡績工場の製造工程ででる落ちわたや縫製工場で廃棄されていた綿の裁断くずなどを集めて裁断して作った糸です。
ただ、素材表記を確認するとポリエステル50% ビスコース33% 綿15% ポリウレタン2%となっており、15%の綿にリサイクルコットンを使用していますが、リサイクルコットンのみで作られた生地ではありません。
しかしながら、今まで廃棄されていた綿を再利用しており、ちょっぴりエコに貢献した気分にもなれますし、肌触りもよく、ストレッチも程よく効いているので、穿き心地も満足できるものとなっております。
製品の特徴としては、ウエストの後ろ部分にゴムを入れた仕様にしております。
これにより、正面からは基本カッチリした印象を与えられます。
また、ドローコード(ひも)ですが、表側に出したり、内側に収めたりできるので、カジュアルより、ビジネスよりと状況に応じて使い分けもできます。
こちらはドローコードを表に出して、結んだもので、カジュアルよりです。
内側はこのようになっております。わかりづらいですが、内側にドローコード(ひも)が出したパターンとなっております。
ボタンもエコボタンを採用してみました。
海洋プラスチックごみの多くを占める廃漁網を原料としたリサイクルナイロンボタンです。
ちょっとだけエコ気分を盛ってみました。
次回へ続きます。
ここに来てくれた方にいいことがありますように。
本サイト → CALSA(カルサ)長崎トラウザーズ