(間違い探しゲームです。この中に間違いがあります。見つけてください。
ちなみに友達になるボタンを押しても、友達にはなれません。)

 

今回は試作縫製の14回目として、
組み立て工程の尻合わせ工程について説明していきます。

「尻合わせ」と聞くと、尻相撲みたいに「お尻とお尻をくっつけ合うの!?」
変なイメージをしてしまいそうなのですが、

左右の後身頃(うしろみごろ)の尻(しり)ぐり部分を縫い合わせる
ことを指します。

「尻(しり)縫い」という言い方もしますが、こちらも「お尻を縫うのっ!?」
ちょっとホラーな想像をしなくもないですが、(自分だけ?)

トラウザーズ(スラックス)の縫製においては、
他に言いようがないので、こちらの表現を用いてお話ししていきます。

さて、前回、トラウザーズ(スラックス)の帯び付け工程までをおこない、
おおかた、フロント部分からはトラウザーズ(スラックス)らしく
見えるようになりました。
 

 
ご覧になってわかるように、手前側が尻部分になるのですが、
まだ、縫製されていない状態です。

こちらをこのミシンで縫い合わせます。
 

 
どのミシンも同じように見えるのですが、当社が使用しているのは
JUKI社製の2重環縫い(かんぬい)ミシン MH-382というミシンです。

針が2本付いていて、上下2本ずつの計4本の糸で縫い上げます。

拡大するとこんな感じです。
 

 
2本の針4本の糸が見えるでしょうか?
糸の方は4本の糸立てに立っているので、こちらの方がイメージしやすいかもしれません。
 

 
トラウザーズ(スラックス)試作縫製(11)(組み立て工程)(脇縫い・内股縫い編)でも説明しましたが、環縫いミシンは輪っか状に縫い上げていきます。
 

 
この環(わっか)状の縫い目がちょうどゴムのような役割をして
伸び縮みしてくれるので、本縫いよりも格段に縫い縮みのシワが発生しにくくなるのです。

尻(しり)合わせの部分はトラウザーズ(スラックス)の中で、一番生地にテンションがかかる部分になります。(特に座る時)

よって、環縫いを2重にすることで、強度2倍の効果があります。

こちらは実際に縫製しているところです。
 

 
そして、縫い上がりがこちらになります。
 

 
表から見るとこのようになります。
 

 
こちらでほぼほぼトラウザーズ(スラックス)のカタチになってきました。

どんどん出来上がっていくのを見てるとうれしくなってきますよね。
(やっぱり自分だけ?)

次回からはループ付け工程について説明していきます。

ここに来てくれた方にいいことがありますように。